最終日の午後はオールド・マーケツトです。今回お目当てがありました。ハンモックです。前回使う場面があるかどうかで、ひとつしか買いませんでした。というよりあまりの安さに安全に対する不安があったからでした。
帰ってから母に「たくさん買ってくればよかったのに」と言われました。
きれいな糸の束に足をとめた私たちに提示された金額は5ドル。けっして高いとは思いませんでした。ただ安全なのかと躊躇した私に「高いと思っている」と解釈した売り手は、あっさりと3ドルに下げたのでした。
そこまで下げられたら買わないわけにはいきません。民芸品の指輪までおまけにつけてくれました。この国の経済実態をよく現していると思いました。
今回どの位の値段になっているのか興味深々でした。オールド・マーケットは当時と比較できないほどきれいになっていました。
最初の提示は5ドルで変わりません。半値位が適正だとか、よくわからない知恵もさずかっています。それならば数で行きましょうと3つで11ドルで交渉成立。
子供用は50キロ、大人用は150キロまで耐えられるとのことで、そちらもゲットです。ところであなたそれどこに吊るすおつもりと夫に(笑)
他の店でも3つ購入。こちらは店先の幼子をあやしていて、値引交渉は二の次でした。
どちらにしても日本人の感覚では安いのです。それにしてもこれを作っている人たちの賃金はいかほどなのでしょうか。
香辛料のサフラン・・・これもあんまり安いので買えませんでした。それにしても安すぎる。サフランって手間暇かかる貴重品みたいなものですもの。
確かにアジア物を扱うお店がわが町にもあるようですが、この物価の差と日本人の感覚の違いで営業できてるのでしょうね。
平成4年の製造業に携わる人口が1060万人、20年後の昨年1000万人を割ったとか。労働力が海外に出て行ってしまうはずです(泣)
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家