現在進行中の新築現場で気密測定を行いました。
弊社で採用しているスーパーウォール工法では全棟気密測定を行っております。

気密測定のタイミングは、内部の仕上げ材を貼る前の段階で行います。

気密測定とは、住宅の気密性（空気の漏れにくさ）を測ることです。住宅がどれだけ外の空気と隔てられているか、つまり、冷暖房した空気がどれくらい外に逃げにくいかを調べます。これにより、エネルギーの効率的な使用や、快適な室内環境の確保が可能になります。

測定方法は、扉や窓を閉め切った状態で上記の写真のような特殊な機械を使い、住宅内の圧力を変化させて空気がどれくらい漏れるかを測ります。

気密性が高い家は、冷暖房の効果を長持ちさせたり、外の騒音を遮ったりすることができます。

性能値はC値（シーチ）で表します。C値＝1.0cm²/㎡は、１ｍ角の壁に対して１cm角程のすき間があるということを表しています。

Ｃ値1.0以下を高気密住宅と呼んでおりますが、弊社では空気の流れの効率を考え、0.3以下を目標値として毎回施工しております。

今回の測定ではC値：0.33㎝²/㎡でした。１ｍ角の壁に対して3.3㎜角のすき間が空いていることになります。

この数値であれば、計画した換気の７０％正確に風が流れていき、冷暖房もかけ続けなくても熱が逃げにくい状態になります。

今後も業者会メンバーと話し合いながら同等以上の性能を出せるようにしてまいります。