断熱断熱と言われますが、なぜそれほどまでに言うのか。
断熱の低い家では、冬、家の中が寒くなることで健康を害する場合があり、部屋の寒さと健康に関係があるんです。
部屋の温度が18度未満になると心臓などが病気になる危険視が高まるという調査結果があります。健康のためにも、部屋の温度を18度以上にすることが一つの指針となります。
また、冬に死亡する人の数が夏に比べて増えた割合を都道府県別にみると、2014年のデータですが、茨城県はなんと2位です。
比較的あたたかい地域でも冬に亡くなる人の数が大きく増えていることがわかります。
暖房された部屋と暖房されていないお風呂やトイレでは10度以上の温度差が生まれやすく、「ヒートショック」と呼ばれる死因がとても多いといわれています。そして、すでにその人数は年間の自動車死亡事故で無くなる人の数より3倍以上です。
我々建築に携わる者は、お客様の命に関わる仕事をしているという認識を改めてしないといけません。
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