今日は現場が遠かったのだが、現場に向かっている途中、ガソリンがないことに気がついた。
ランプが付いていたが、「まだ行けるまだ行ける」「次のスタンドにしよう」と粘りに粘って(意味はないのだが・・・)、ガス欠する前になんとかスタンドに入ることができた。
とまあここまでは、前ふりでもなんでもない話だ。
スタンドは個人経営の小さな所だった。
気の良さそうなおじさんが出てきたので、レギュラー満タンと伝えた。
トイレを借りて、戻ってきてからも、おじさんは一生懸命窓ガラスを拭いてくれていた。
支払いが終わり、帰ろうとすると、窓越しにおじさんが少し待てとジェスチャーをしている。
停まってみると、運転席側の窓ガラスを拭いてくれた。
窓を開けたままトイレに行ったので、ガラスが降りたままで拭けなかったということだった。
この作業が当たり前なのかもしれないが、私はそのおじさんの姿勢と気持ちがとてもうれしかった。
レシートを見ると、他のセルフのスタンドより10円/L程高いようだった。
私は、またこのスタンドに寄りたいなあと思いながら車を出した。
仕事って、こういうものだよなあと感じさせられた。
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