皆さま、こんにちは。
顧客満足と社員満足で地域一番の会社にしよう！
建材店5代目社長の山﨑星児です。
■ ■ ■
1月末をもちまして、
タイル工事チームの上野義彰さんが
定年退職されました。
上野さんは昭和46年10月に入社。
当時はリーゼントをした
ヤンキー兄ちゃんだったそうです（笑）
右から2番目の方です。
当時のベテラン社員たちからは、
「あんな不良は、どうせ1週間で辞めるだろう」
などと言われていたそうですが、
なんと47年も勤めあげてくれました。
ちなみにこの写真も14年前なので、
だいぶ顔が違いますね（笑）
建材の配送、住設の営業を経験したあと、
タイル工事の担当者となりました。
当初、職人さんは3名しかいませんでした。
ある時、現場が増えて職人さんが足りなくなり、
他のタイル工事店へ協力をお願いしたところ
「建材店のくせに工事をするな！」
と嫌味を言われたそうです。
上野さんはその時の悔しさをバネに、
持ち前の営業力で顧客と職人を増やし、
現在では職人19名、年間600件をこなす
北九州一のタイル工事店に育て上げてくれました。
60歳定年後は、
後進育成のために会社に残ってくれ、
西本課長や黒木主任、奥田主任を
しっかりと育ててくれました。
そしてこの度、65歳を迎えられ、
山﨑建材をご卒業されることとなりました。
私にとっての上野さんは、
生まれる前から働いてくれていて、
いるのが当たり前の存在でした。
社員というより、親戚のオジチャン。
小学生くらいの時に会社に遊びに行ったら、
「コラッ、セイジ！！ なんしに来たんか！？」
と大きな声で話しかけてくる
面白いお兄ちゃんでした。
私が18年前に入社してからは、
たくさんのことを学ばせてくれました。
図面の拾い方や見積の作り方、
監督との交渉や現場の納め方、
トラブルに対する捉え方や対応、
社員や職人さんへの心遣いなど、
仕事だけでなく経営者として男として、
どうあって欲しいという想いを、
情熱をもって教えてくれました。
たくさん学んだことの中で、
私がもっとも感謝していることは、
「和気あいあいとした社風」
の大切さを教えてくれたことです。
私が入社した2000年当時、
山﨑建材はとても暗くて活気のない会社でした。
事務所はシーンとしていて、
ときどきベテラン社員や職人さんの怒鳴り声が響き、
若手や女性社員はビクビクしながら働いていました。
食事会などの交流は少なく、
社員旅行は半数くらいしか参加せず、
毎年社員が辞めていき、
業績も赤字続きでした。
そんな中でしたが、
上野さんは私を
よく仕事終わりの呑み会に誘ってくれました。
上野さんとの『反省会』はとても楽しく、
二次会のスナックではショータイムで盛り上げてくれて、
私はいつも大爆笑していました。
私はこの上野さんの楽しさで、
会社を明るくしたいと考え、
社員旅行でもショータイムをしてほしいと
お願いしました。
すると上野さんは、
「じゃあ山﨑くんがして盛り上げなさい！」
と白鳥の湖の衣装を渡され、
郷内さんと西本くんと3人で、
組体操をすることになりました。
13年前の写真ですが、
今見てもひどいですね（笑）
もちろん上野さんも、
変な司会者で盛り上げてくれました（笑）
まともに練習もしておらず、
しかもみんな酔っぱらっていたので、
ぐちゃぐちゃなショータイムでしたが、
上野さんがイジってくれ、
みんな大爆笑してくれました。
今ふり返ると、この頃から少しずつ
社内が明るくなり始めました。
呑み会やプライベートでの交流も増え、
社員旅行では毎年ショータイムで盛り上がり、
それに合わせるかのように社員も辞めなくなり、
お陰さまで業績も改善してきました。
上野さんのお陰で
山﨑建材が元気になりました。
その明るい人がらが、
山﨑建材を復活させてくれました。
会社経営において、
「和気あいあいとした社風」の大切さを
学ばせてくれました。
本当にありがとうございました。
1月26日、
たくさんの感謝の気持ちを込めて、
上野さんの卒業式をおこないました。
社員みんなの気持ちがこもった
素晴らしい卒業式でした。
上野さん、ご卒業おめでとうございます。
47年間も山﨑建材を支えてくれて、
本当にありがとうございました。
上野さんが作ってくれた
和気あいあいとした社風を大切にし、
顧客満足と社員満足で地域一番の会社を目指して、
全員力で頑張ります。
これからもヤマケンレジェンドの一人として
山﨑建材を見守ってください。
ありがとうございました！！！！！！
