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【門及び塀】耐久性を考え主構造は鉄骨とした。
(塀 瓦)桟瓦 彦根が発祥の地とも言われている。又、京都の寺院の塀にも多く使用されている。軒部分が直線的に納まりスッキリとした中にも品格がある。
(塀柱型)耐久性重視 アルミ曲げ加工、焼付塗装。メタリックを少し加える事により深みが出せた。足元は黒御影の台石、巾木にて重厚にした。
(塀 壁)ケイカル板貼に腰壁は石調吹付け、上部はジョリパット櫛引仕上げとし和風感を強調。
(門 扉)開口寸法 幅3.6m高さ2.4m 4枚建て折戸。ヒバ材框戸の裏側にステンレスフレームを仕込みハンガー吊式とした。
【屋根】全面葺き替え 下地の土は総量で30tあった。野地板もむくり調整を合わせて貼替え。
【外壁】(木部)木部はベンガラ、菜種油、桐油を調合した材を擦り込むように塗装。建具は柿渋を塗布。何れも自然素材を使用。( 壁 )黒漆喰塗り替え
【玄関土間】
大黒柱に架かる梁(牛梁)の下側をガラスとすることによりその存在を強調した。
梁上部に上向につけたウォールウォシャータイプの照明にて間接的に柔らかな照明となっている。
【キッチン ダイニング】
キッチンの位置は元々土間でかまどが合った場所。
以前のリフォームで床上げ、天井貼が施してあったが、天井を撤去し梁、垂木を化粧材として露出させた。
北側に位置し外部は路地に面しており、大きな窓が設けられない為、高所のジャロジー窓+天窓(電動開閉式)にて通風、採光をとってある。
梁上部にはスリム蛍光管を取り付け、天井間接照明としている。神仏を大切にされている神棚は幅1間ある。
【リビング】
ダイニングとの境は3枚引き戸で連続した空間として利用する。
担当者コメント
LIXILリフォームショップ北島建設 神戸住吉店 店長 一川 高秀
築80年 木造入母屋造り 離れを寝室にされていたご夫妻が母屋を生活の中心とする為、施工を依頼された。当初はキッチン、居間、寝室のみリフォーム予定であった。調査を進めていく中、外壁、屋根、囲障も含めた改修工事となった。