8月13日㈬~16日㈯の4日間、読売新聞に『親の家を片付ける』という特集が組まれていた。
年老いた親の介護や死をきっかけに、家の片付けを迫られモノの多さに戸惑う人が増えている、
というのである。
現在、70~80歳代の親世代は、戦前戦後のモノのない時代に育ち、
「もったいない」という考え方が根付いている。
同時に高度経済成長期に働き盛りを迎え、
モノが増えていくことで豊かさを実感した世代でもある。
そのため、家に不要なものをため込んでしまう。
家の中を安全に過ごせるように、すっきりと片付けてあげたいのだが、
お互いに時間が必要なようだ。
●無理強いせずに、気持ちを大切に。
「捨てる」という言葉は使わずに、「これちょうだい」と頼んだり、
「欲しい人がいるかも」と譲渡先を提案して手放すように促すのもいいという。
●片付けを円滑に進めるには、
庭やベランダから片付けると気持ちが良く、防犯対策にもなる。
使えるかどうかではなく、必要か不必要かを判断して処分する。
●家族愛を確認 深まる絆
自分の知らなかった両親の一面に触れ、二人の子供でよかったという気持ちになることもあるようだ。
意志の疎通ができないままに片付けてしますと、後悔をしてしまうこともある。
親の家の片付けの最大の目的は、モノを捨てることではなく、
まず家の中でのケガ、熱中症や食中毒などの日常に潜む危険を防ぐこと、
今使っている空間(キッチン・トイレ・風呂・居間・寝室)が安全で過ごしやすくなることだという。
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