京都府 A様邸 2022年5月24日
80代のお母様がご病気で倒れられ、3か月のリハビリ入院生活が明けました。
ご自宅に戻られたお母さまはひとり暮らし。
少しでもご高齢のお母さまが暮らしやすい自宅にリフォームしてあげたいと息子様と娘様からのご相談でした。
特に浴室は在来工法のため寒くヒートショック現象をご心配しておられました。
なじみのある障子を開けると、そこは新しいサニタリー空間に。清潔感に満ちたホワイトと木目調のコーディネートは、ぬくもりを感じる優しい雰囲気です。
以前は寝室から遠い位置にあったトイレ。トイレが離れていると夜間時は足元の心配や、我慢をしたりストレスにもなります。
寝室の押し入れの収納スペースに、洗面化粧台とトイレを増設。入浴よりも使用回数の多いトイレが近くになり、身近にあることでストレスを感じさせません。
浴室、洗面、トイレ、キッチンと、毎日使用する水回り空間を段差のない直線状にまとめたことで行き来がしやすく便利な生活動線になりました。
※撮影時のみ化粧洗面台とトイレにつながる引き戸を外しています。
リフォーム部位 | 浴室、洗面化粧台、トイレ、 |
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費用(税込) | 300〜500万円 |
建物種別 | 戸建て |
担当者コメント
LIXILリフォームショップ宮野商事 店長 立岡 滋朋
お母さまの事を考え、「少しでも暮らしやすい住まいへ」という息子様と娘様の想い、「自分の為にそこまでお金をかけなくて良いよ」というお母さまの想い。お互いの優しい気持ちが感じられ、こちらも暖かい気持ちになりました。 浴室は少し小さめで、とにかく寒い状況でしたので、壁だけの増設で収められる範囲で断熱に優れたシステムバスを選定しています。 部屋に明らかにトイレがある、という事を避ける為、襖を閉じると完全に押し入れ、隠しトイレ状態にしました。