みなさんこんにちは。
ようやく温かくなってきたのもつかの間、平年より21日も早い梅雨入りとなりましたね。
7月中旬までの約2ヵ月間、不快なジメジメとした生活をしなければならないと思うと憂鬱ですね。
新型コロナ・長梅雨とまだまだ生活環境は嫌な感じですが、楽しい日は必ず有ると思い、頑張っていきましょう。
今週は、久しぶりに杉本が担当します。
今回の内容は、マンション改修工事の話を簡単にさせていただきます。
このマンションは、約15年前に弊社にて設計・施工をした、鉄筋コンクリート造3階建ての建物です。
建設してから15年も経過していると、サッシ廻りシーリング・外壁塗装・タイルの浮き等の劣化が激しく、今回の改修工事となりました。
改修工事の中でも、少し専門的な工法の話をします。
『アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法』です。
*建築構造物のタイル張り仕上げ外壁に於いて、環境要因による外気温度変化や経年劣化(乾湿の繰り返し)や、各部材間の接着面に収縮・膨張による応力(相対ひずみ)等で、浮きが発生した箇所へアンカーピンとエポキシ樹脂を併用しモルタルやタイルの剥離防止を行う工法です。
<仕上げイメージ>
<アンカーピンの打ち込み本数>
今回は一般部分標準グリッドにて施工 (16本/㎡)
<施工手順>
①浮き調査(打診棒等にてタイルの浮き調査を行います。)
②穴あけ(穴あけ位置に、振動ドリルで躯体コンクリート中に約30ミリ程度の深さに達するように穴をあける。)
③清掃(穴あけ後に切粉等をエアーダスターにて除去する。)
④注入(エポキシ樹脂を専用注入ノズルにて、穴の中へゆっくりと注入する。)
⑤アンカーピンの挿入(ステンレスアンカーピン φ4ミリ×50ミリをエポキシ樹脂を注入した穴へ挿入する。)
⑥仕上げ(ステンレスアンカーピンを挿入した穴を、既設色と変わらぬパテ状エポキシ樹脂にて補修する。)
⑦検査確認(注入した部分の固着状況を確認する。)
<建物全景> 改修着手前
<建物全景> 改修完了後
弊社では、住宅改修工事以外の特殊工事も行います。
例:既設建物解体工事 造成・ヨウ壁工事 シロアリ対策工事
植栽工事等、色々な施工の対応が出来ます。
皆様の、建物に関する些細な事での悩み・将来構想の夢などがございましたら、お気軽にLIXILリフォームショップ太啓建設にご連絡をお願い致します。
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