こんにちは。
「おや?雨かしら?」と聞こえるほどの蝉の声 流石田舎の一宮
店長です(;^ω^)。
今日は「養生」のお話。
「養生」のイメージ、どんなものを思われますか?
室内の既存部分に傷がつかない様、また、新しくした床に傷がつかない様、段ボールの薄いのを引いているイメージではないでしょうか?
今回はお庭のご依頼をいただきましたので、「屋外」の養生です。屋外の養生って何をするのかしら?と興味の湧いた方、是非読み進めてください(⌒∇⌒)。
今回の養生ポイント「防汚」「安全」の二点に注目です。
まず「防汚」について
★造成前は土が剝き出しでトラックの出入りの際、敷地内の土をタイヤが運んでしまい、道路を汚してしまいます。悪天候のあとは尚の事です。私たちは道路をきれいに保ちたい!
★造成前の土の上を、トラックや重機が走行すると、敷地内に轍などの凹凸が沢山出来てしまい、ぐちゃぐちゃに。私たちは工事中も敷地内を少しでもきれいに保ちたい!
★造成前の荒れた敷地内でトラックや重機を動かすと、車がドロドロに。私たちは出入りしてくれる職人さんの車もキレイに保ちたい!
続きまして「安全」です。
★工期中には 雨や雪でヌカルんでしまう日もあります。そんな日のトラックの敷地侵入時には、スリップの可能性も。
★轍が出来てしまい敷地に凹凸が出来たことにより、重機の足元が不安定になり横転、職人さんが足を捕られて転倒の危険も。
ここでお気づきでしょうか、「防汚」と「安全」は隣同士にあることを。建築現場や工場など危険の伴う場所でよく見るこの言葉、「安全第一」「整理整頓」一緒に並んでいるのも頷けますよね。
そこで、職人さんの意見も交えてこのような形にできました。
土の上にブルーシート → ベニヤ → 横桟打ち付けになっています。
それぞれの役目は ブルーシートが上からの雨を外へ排水する水路を作る。ベニヤが土に埋まるのを防ぐ。ベニヤが土で汚れるのを防ぐ。
ベニヤは重量物が乗って 敷地が凹むのを防ぐ。
横桟は、重量物がベニヤに乗ってもベニヤが跳ね上がらないよう。車両が上り下りする際の足掛かりにもなります。
コチラが工事開始後の写真です。
敷地内、道路、重機及び車両、共に問題なく安全に作業が進んで有難いです。
たかが「養生」されど「養生」。長年の経験とスタッフみんなの知恵で、「三方良し」の形が取れました。
有難うございました(⌒∇⌒)。