みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ UTSUMIの店長・岡田です。
トイレは家族が毎日繰り返し使う場所。
だからこそ、いつも清潔で気持ちよく使える空間にしておきたいものですね。
また、不意の来客時にトイレが汚いと恥ずかしい思いをしますよね。
だからこそ普段のお手入れには気が抜けません。
でも、どんなに毎日きれいにお手入れをしていても、長年使っているとどうしても黄ばみが取れなかったり、水漏れや詰まりなどが生じやすくなったりするものです。
さらに、最近のトイレは掃除が簡単にできるタイプや、清潔さをキープできるタイプ、よりスタイリッシュなトイレ空間にできるタイプなど、最新鋭の機能を備え、以前に比べるとかなり進化しています。
特に注目したいのが「節水」の性能!
今から10年〜15年ほど前のトイレは、1回の使用につき約13リットルもの水を流していましたが、現在のLIXILのトイレは1回につき5.6リットルで済みます。
つまり、1回あたり7.4リットルも節約できるというわけです!
これを水道料金に換算すると、家族4人の場合だと4人家族で12,000〜15,000円も水道代を節約できるケースもあるようです!ですから、劣化や不具合が気になり始めたら、早めに交換するのがおすすめです。
■トイレ選びのポイント
トイレは、使う場所や家族の状況によって求める機能や条件が変わります。
たとえば、1階のトイレは来客時にお客様が使うこともあるので、特に手入れは欠かせません。
ちなみに、LIXILが2021年に行った「トイレに関する意識調査」によると、「来客の際にまず掃除をする場所は?」という質問に対して、回答者の約71.5%が「トイレ」と答えたそうです。
一方、たとえば家族に高齢者の方がいる場合には、将来的に車椅子を使うことも考えて、空間を広くしたり、収納スペースを設けたり、あるいはトイレ自体の機能も条件に合ったものを備える必要があります。
また、掃除のしやすさや清潔さ、節水性などはもちろんですが、落ち着いて過ごせる空間であることも大切な要素です。
まずはご家族がトイレに何を求めるかを話し合って、実生活に合った機種や機能を選びましょう。
■トイレの種類や特徴は?
では、トイレにはどのような種類があるのでしょうか?
最近のトイレは大きく分けると次の4種類があり、それぞれに特徴が異なります。
『タンク付きトイレ』
タンク付きトイレには、「タンク+便座+便器」で構成されるものと、「タンクと便座が一体化した本体+便器」で構成されるものの2タイプがあります。
前者は将来本体や便座だけを交換することができます。
後者は凹凸や隙間が少ないので掃除がしやすいというメリットがあります。
タンク付きトイレはタンクの上部に手洗いを付けることができますが、小さなお子様には手が届きにくく使いづらいため、最近はトイレ内に手洗いを別に設けるケースが増えています。
『タンクレス』
便器とタンクの一体型で、水を溜めるタンクが無いのが特徴です。
タンクがないのでトイレの空間が広く見える効果があります。
また、凹凸が少なくシンプルな形状なので、トイレのデザインにこだわる方に人気で、掃除がしやすいというメリットもあります。
ただし、タンク付きトイレと比べて価格は高くなります。また、水圧が弱い所に設置すると、水が上手く流れない場合があるので注意が必要です。
『収納付きトイレ』
タンクや吸水管を部材で多い、キャビネットにすることで、収納スペースを確保できるタイプです。収納にはトイレットペーパーや掃除道具を入れておくことができ、空間全体の仕上がりもスッキリします。
『壁掛けトイレ(フロートイレ)』
海外で一般的な壁掛け式のトイレを日本向けにアレンジしたタイプで、「第4のトイレ」と呼ばれます。デザイン性が高いだけでなく、便器の下の床を掃除しやすいのも大きなメリットです。
このように、最近はデザインがシンプルでスッキリしたタイプが多いですが、デザインがシンプルだと便座の面積も小さめなので、トイレ選びの際には実際にショールームで座ってみて、座り心地を確かめることも大事です。
当店がお客様をショールームにご案内する際には、ショールーム内のお客様用トイレを実際に使ってみていただいて、使用感をお確かめいただくこともあります。
■掃除がラクにできるトイレを選ぶには?
最近のトイレは掃除がしやすいように、シンプルで凹凸のない形状のものが増えています。他にも、掃除をラクにするために様々な機能を選べます。(※商品のタイプ別に選べる機能が異なります)
『アクアセラミック』
LIXILの便器には、独自開発の「アクアセラミック」が採用されています。アクアセラミックは、水垢や汚れがつきにくいのが特徴です。また、汚れが付着する原因となる表面の傷もつきにくく、銀イオンの力で細菌の繁殖も抑えられます。
『ラク拭きフォルム』
凹凸や隙間が少ないフォルムほど、拭き掃除がラクにできます。
『パワーストリーム』
洗浄強力な水流が便器鉢内のすみずみまで回り、少ない水でもしっかり汚れを洗い流します。
『フチレス形状』
便器のフチを丸ごと無くしてあるので、便器の周りをぐるりと一拭きするだけで掃除がラクにできます。
『お掃除リフトアップ』
リモコンで便座を持ち上げることができ、便器と便座の隙間に入り込んだ汚れを簡単に拭き取れます。
『キレイ便座』
汚れが入り込みやすい便座側面の継ぎ目を無くし、さらに便座裏に防汚素材を使ったことで、汚れが付きにくく・落ちやすいのが特徴です。
『キレイノズル』
ノズルは使用後、銀イオン水でしっかり洗浄。洗い流すだけでなく、銀イオンのチカラで除菌して、菌の繁殖を防ぎます。
『フロートトイレ』
前項でご説明した壁掛けトイレのことです。便器が浮いているので、その下の床まで掃除できます。
■便利な機能を搭載したい!
その他にも、トイレが便利に使える機能が色々あります
『エアシールド脱臭』
便器鉢内に気流を発生・循環させて、鉢内を脱臭します。においの上昇を気流がキャッチして吸い込むことで、トイレ空間を快適に保ちます。
『フルオート便器洗浄』
便座から立ち上がると自動洗浄してくれるので、流し忘れの心配がありません。着座時間に応じて大・小を自動的に切替えます。便座を上げた状態では男子の小用にも対応します。
『フルオート便座』
人をセンサーが感知し、手を触れずに自動でフタの開け閉めができます。便座の放熱を抑えることで節電にもつながり、感染対策にも有効です。
その他、便座に座ると自動で音楽を再生する機能や、便器鉢内と足元をほんのりと照らすお手元のスマートフォンをリモコンとして使える機能もあります。
■トイレ交換にプラスして収納や内装をリフォーム
トイレには掃除用品やトイレットペーパー、生理用品、芳香剤など、意外と置いておきたいものが多いものです。
そこで、トイレの壁に収納棚を埋め込んだり、トイレの上部の壁面やタンクの両脇を収納に利用できるオプションも揃っています。
デッドスペースを無駄なく利用して収納を設けることで、いっそトイレ空間がキチンと片付き、いつも気持ちよく使えます。
また、トイレ交換の際には、これまでと便器のサイズが違う場合が多いため、ほとんどの場合は床に新たなクッションフロアを貼り重ねます。
また、トイレの背面の壁は、トイレを交換するタイミングで張り替えないと貼り替えが難しいので、トイレリフォームの際には壁のクロスの張り替えもおすすめしています。
トイレだけでなく、床や壁も新しくなると、完成時の仕上がり感もいっそうご満足いただけますよ。
IXILリフォームショップUTSUMIではトイレのリフォームだけでももちろん丁寧に対応させていただきます。ご家庭でお使いのトイレにお悩みのある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
文: LIXILリフォームショップUTSUMI店長・岡田加容子
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