みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ UTSUMIの店長・岡田です。
当店には、住まいや暮らしについて様々なお悩みや心配事を抱えたお客様が相談に来られます。
私たちは、そのお悩みにじっくりと耳を傾け、ご自宅の下見などを通じて現場を正確に把握し、お
悩みの解決に向けたリフォームをご提案しています。
これまでにもリフォームによって数多くのお客様のお悩みを解決し、大変喜んでいただくことができました。
そこで、これから「お悩み解決シリーズ」として実際の事例をシリーズでご紹介し、
皆様が現在抱えているお悩みの解決につながるヒントをご提供していきたいと思います。
まず第一回目は、築41年の2階建ての木造住宅にお住まいのY様(菊川市)の「お悩み解決事例」を
ご紹介します。
■ご来店の経緯
築41年ともなると、それなりに老朽化が進み、床の軋みや建具の建て付けの悪さなど、
住まいのあちこちに不具合が生じるものです。
Y様のお宅でも、そのような問題が生じていましたが、ご夫妻が何よりも心配されていたのが、
住まいの耐震性でした。
そこで、子どもたちが巣立ったのを機に、以前から気になっていた耐震性や不具合な箇所を何とかしたいと考えて、当店にご相談いただきました。
■Y様のお悩み
お客様から普段の暮らしぶりや、住まいの様子をじっくりと伺った結果、
主に次の3つの大きなお悩みを抱えておられることがわかりました。
①大地震で建物が倒壊しないかと心配
②冬の寒さがツラい
③玄関やダイニングの日当たりが悪く、暗いのが気になる
住まいの耐震性もさることながら、冬の寒さや部屋の日当たりの悪さは、ご家族の健康に悪影響を及ぼしかねません。
夏も冬も過ごしやすい温熱環境を保つことができ、なおかつ明るく日当たりが良いことは、快適な住環境を保つための基本的な条件です。
そこで、LIXILリフォームショップUTSUMIでは次のようにして上記の3つのお悩みを解消しました。
■Y様のお悩みをこうして解決!
①大地震で建物が倒壊しないかと心配
【解決策】
Y様のご自宅が建築されたのは、昭和53(1978)年。昭和56(1980)年5月31日以前の建築物は、旧耐震基準で建てられているため、新基準で建てられたものと比べて耐震性に劣ります。そこで、建物の壁や床を取り外してスケルトンな状態にし、耐震施工を実施。耐力壁をバランス良く設置し、仕口や継手を耐震金物で補強するなど、住まいの各所に適切な耐震補強工事を施しました。
また、敷地を囲っていたブロック塀も撤去し、アルミ形材のフェンスに変更しました。
これらの耐震工事については、静岡県が推進する「TOKAI-0総合支援事業」において、耐震補強工事・耐震補強設計費用及びブロック塀撤去の部門で補助金を利用することができました。
住宅の耐震補強工事については、耐震診断に基づく耐震評点が1.0未満の木造住宅が、耐震補強工事後には1.0以上となるための補強計画と工事(ただし耐震評点が0.3ポイント以上向上すること)が補助金の対象となりますが、Y様邸の場合は、耐震評点0.76が補強後に1.59に向上し、条件を軽くクリアできました。
②冬の寒さがツラい
【解決策】
Y様から色々とお話を伺っていると、ご自宅の耐震性や老朽化が気になるのはもちろんのことですが、これではきっと冬も寒くて過ごしづらいのではないかと心配になりました。
そこで、ご本人から冬の状況を伺うと、やはり寒さが常態化している状況でした。こうした潜在的なお悩みを引き出して解決することも、私たちがなすべき役割です。
そこでまず、建物をスケルトンにして耐震補強と同時に断熱補強を実施。建物の床や壁、天井に断熱材をしっかりと入れたことで、住まい全体の断熱性と気密性が向上しました。
さらに、キッチン、ダイニング、リビング、ご主人の書斎に床暖房を設置。足元から室内が暖まり、冬でも快適に過ごせるようになりました。また、床暖房を広範囲に設けたことで、壁や床から輻射熱が伝わって廊下や水回り、寝室まで暖かさが行き渡り、室内の温度差も解消できました。
③玄関やダイニングの日当たりが悪く、暗いのが気になる
【解決策】
Y様のご自宅の南側にはご両親の住まう平屋があるため、以前はダイニングスペースが昼以降にならないと日が当たらず、玄関スペースも暗いのが悩みの種でした。
そこで、まずは玄関ドアを採光タイプに交換し、玄関の暗さを解消!
ドア本体だけでなく、ドアの袖にも窓があるので十分に明るさを確保でき、玄関だけでなく廊下まで明るさが行き渡るようになりました。
[BEFORE]
[AFTER]
また、以前ダイニングスペースと和室・広縁との間にあった壁を取り除き、代わりに半透明のスライドドアを設けたことで、明るく開放的なLDKが実現しました。
[BEFORE][AFTER]
■その他のお悩みも一挙に解決!
そのほか、
・食事スペースが狭いので広くしたい
・床の軋み、立て付けをなんとかしたい
・主人が朝早い時間から自宅で仕事をするので、落ち着いて仕事ができる空間がほしい
・・・といったご要望も今回のリフォームで一挙に叶えることができました。
リフォーム後は、ご夫婦二人で暮らす家として、本当に必要な機能を1階に集約するため、使わなくなった和室2部屋と広縁、ダイニングキッチンの間取りを変更。
1階に寝室とウォークインクローゼット、書斎を設け、日当たりの良い和室と広縁の壁を撤去して食堂と繋げたことで、明るく開放的で風通しの良いLDKが実現しました。さらに、1階で暮ら
すのに必要な収納も各所に設け、スッキリと住まうことができるようになりました。
このように、LIXILリフォームショップUTSUMIでは、親身なヒアリングと適切なご提案、そして丁寧な施工によって、お客様のお悩みをリフォームでスッキリ解決します。
いつでもお気軽にご相談ください。
文: LIXILリフォームショップUTSUMI店長・岡田加容子
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