みなさま、こんにちは。内海建設です。
今回は、キッチンのお話になります。
理想のキッチンを叶えようとするとき、「希望はいっぱいあるけれど、何をどうしたら実現できるのかわからない」と悩む人も多いことと思います。
そこで、はじめてのキッチンえらびのポイントをご紹介します。
■キッチン選びの先輩に聞いてみました!
まず、LIXILのアンケート調査から、キッチンのリフォームを経験した方々が購入時に重視した点や、購入の決め手などを参考にご紹介します。
Q1:キッチンをリフォームしたきっかけは?
1位:機能が古くなったから
2位:汚れたから
3位:キッチンが壊れたから
4位:デザインが好みではないから
5位:中古物件を購入したから
既存のキッチンと最新のキッチンの間に機能の差が生じてきたことがリフォームのきっかけとなった方は、全体の約55%にのぼりました。また、設備の老朽化が決め手となったケースも数多くありました。
Q2:リフォーム前のキッチンの不満は?
1位:掃除がしにくい
2位:調理がしにくい
3位:収納が少ない
4位:高齢になり、使い勝手が悪くなった
5位:デザインが好みではない
掃除・調理・収納の3点については、いずれも大勢の方々が不満を抱いていることがわかりました。また、ライフステージの変化に応じて新たな不満が生じるケースも多くみられました。
Q3:選んだキッチンの一番の決め手は?
1位:調理のしやすさ
2位:掃除のしやすさ
3位:収納の豊富さ
4位:コスト
5位:デザイン・インテリア
1位から3位までが約70%を占め、調理はもちろん、掃除や収納にも関心が高いことがわかりました。
■キッチンの3大要素
上記のアンケートからもわかるように、キッチン選びの決め手となるのは、お手入れ・調理・収納の3大要素です。この3つの観点から最新のキッチンをチェックして、自分の使い勝手に合った内容を選びましょう。
■使いやすいキッチンのポイント
次に、使いやすいキッチンをつくるためのポイントを挙げてみました。
①動線
効率よく作業するためには、動線が重要です。シンク・コンロ・冷蔵庫の3つを結んだラインを「ワークトライアングル」と呼びますが、使い勝手がいいキッチンをつくるためには、ワークトライアングルの合計が360㎝~660cmが目安です。
また、主に1人で調理をする場合は、作業スペースや通路スペースの広さが90㎝前後あることが理想的です。2人で調理をする場合は、調理をしている人の後ろを、トレイを持って通れる広さの120sm前後が必要です。
②ワークトップの高さ
自分の体に合った高さのワークトップを選ぶことも大切です。
作業するのに適した高さは、【身長(㎝)÷2+5㎝】が目安です。
ワークトップが低すぎると、腰に負担がかかります。
逆に、高すぎると、肩や腕に負担がかかります。
作業のしやすさはワークトップの高さと大きく関係しているので、上記の目安の高さを参考に、ショールームで実際の高さを確かめてから選ぶことをおすすめします。
③調理スペースの広さ
調理スペースの広さは、まな板サイズが基準です。つまり、60~90㎝が目安。
調理スペースが60㎝未満だと、必要な道具や食材が置ききれず、ワークトップの奥まで作業スペースとして使わないといけなくなります。
調理スペースが適当な広さだと、必要な道具や食材を置くことができ、ワークトップの手前だけで作業がゆったりできます。
つまり、まな板を置いたとき、食材や調味料がおけるスペースがあることが条件です。
④使い勝手に合わせた配置
システムキッチンは、シンクやコンロの左右の位置やキッチン本体の奥行きを選ぶことができます。自分の使い勝手に合わせて、自由にアレンジしましょう。
■キッチンの収納のポイント
①今のキッチンにあるアイテムをチェックしよう!
キッチンの収納を検討する際には、現状のキッチンにどのくらい物が入っているかを把握することからスタートしましょう。そして、使っているもの・使っていないものを整理してみましょう。また、家電やゴミ箱のサイズもチェックして、収納物のリストを作っておくと、収納するものの種類や使う場所によって仕分けできるので便利です。
⓶使う場所や頻度に合わせて置く場所を整理しよう!
シンクやコンロ、調理スペースなど、キッチンのエリアごとに使うものをまとめたり、よく使うものは手に取りやすい位置に置くなど、動線に合わせて収納しましょう。
内海建設のリフォーム部門、「LIXILリフォームショップUTSUMI」では、お客様と一緒にお話ししながら、理想のキッチンを一緒に考えていきます。どうぞお気軽にご相談ください。
文:代表取締役 内海 明
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