宮田村のM様のお宅で外壁の張替え工事と屋根の塗装工事を行ないました。
M様のお宅は築20年を少し過ぎた位のお宅です。
工事を進める中で、インターホンと階段手摺のご相談を頂きました。
インターホンは外で「ピンポン」を押すタイプ(音が鳴るだけ)でした。
モニター付きインターホンへの交換をご希望だったため、既存の配線ルートを利用して、外のピンポンの位置に外機を設置、
室内の音が鳴る装置のあったところから壁の中を配線を通して、
床下点検口からモニター設置をするリビングまで新たに配線を行ないました。
工事の時間はおおむね2時間ほどでした。
M様のお宅には階段に手すりがありませんでした。
平成12年(2000年)6月の建築基準法で、階段への手すりの設置が義務化されました。
ですので、それ以前の住宅には手摺が設置されていないことが多いです。
安全のこともあって手摺の設置のご依頼がありました。
手摺はどこにでも簡単につくものではありません。
しっかりと頑丈に取り付けるために、手摺をビスで固定しますが、壁の中にしっかりとした下地がないといけません。
階段の壁の両際にある柱とその中間の間柱を機械装置で下地の位置を確認しながらの作業となります。
手摺の高さは、おおむね階段の鼻先から750mmから800mm位が適しているといわれます。
お施主様に手摺棒の高さを色々変えながらイメージしていただき、設置高さを750mmに決めました。
1階から踊り場までを設置して
踊り場には手摺壁の側面に縦に手すりを設置しました。
踊り場から2階までと廊下部分は自在継手でつなげて手すりが連続するようにしています。
材料は、35φの木製の集成材手摺棒4mを二本、
エンド金物を6ヶ、中間金物を2ヶ、自在金物を1ヶ準備して、
大工さんに設置工事をしていただきました。
朝の8時から始めておおよそ1時間30分位の作業となりました。
これで安心して階段の上り下りが出来ると思います。
M様お世話になりました。
ありがとうございました。
一覧へ戻る