みなさんこんにちは! 中断していた朝のドラマを見るようになった篠ケ瀬隆(ささがせたかし)です。
ドラマの内容というより、好感の持てる女優が主演する、というので見る習慣になりました。
しかし、朝見逃がしてしまうときは、昼に見ることができます。また、土曜日に1週間分まとめて放送するので助かります。
今月は重いテーマですが、"戦争孤児"について書きます。
今、放映中のNHK朝のドラマでは"虎に翼"というタイトルの日本初の弁護士・女性裁判官が誕生、活躍する、というお話ですが、その中で戦争孤児のことが描かれているのを見て、今から40年ほど前、あるお客様からお話を伺ったことを思い出しました。
一人暮らしの高齢の女性Hさんは戦後、東京に勤めていた時に上野駅にいた孤児(男児)を引き取り、育てたのだそうです。
しかもHさんはその時はまだ独身、本人はその後に結婚して家庭を持ったとのこと。
食料難の時代、家が裕福で困らなかったのか、自分の家族とどう折り合いをつけたのか、など詳しい経緯はわかりませんが、よくもまあそんなことができたものだ、と驚きました。「その子が年頃になると時々行方不明になってね」と苦労話をお聞きしました。
かつて行っていた中国残留孤児の帰還事業の様子をテレビで見て知るくらいだったのですが、実際に身近でそういう話を聞いて不思議な感じがしました。
孤児の救済は荒廃した国だけではまかなえず、草の根で人知れずこういう尊い行いをしてくださったのですね。
そういえば小学生の頃、藤沢駅の地下道を通る際、片足が無い傷痍軍人が薄汚れた白装束で膝を付いてアコーディオンを弾いている姿をよく見かけました。
気の毒というより"見てはいけないもの"という重苦しい複雑な思いで前を通った記憶があります。
歴史に学ばず、未だに戦争をおこし、さらに侵略を目論む国がある中で、"力対力を示す"ことで抑止力を得るのが残念ながら現実的な方法のようです。
しかし唯一の被爆国日本が核を持つとなると複雑で大変な問題になります。残念ながら"地球人"の進歩はまだまだ途上だと思います。
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