みなさんこんにちは!当社の前の国道を走る他人のバイクの音は「あーうるさい」と迷惑に感じるのにまったく身勝手ながら、自分のバイクは別で900CC4気筒の排気音に「癒されながら」走っている篠ケ瀬隆(ささがせたかし)です。
当社の桜の葉が落ち、大変だった掃き掃除からようやく解放されました。これが私の年末を迎えるひとつの風物になっています。今月はまたバイクですが専門的なことになりますので多くの人はまったく理解できないと思いますのですみませんが読み飛ばしてください。
排気量、気筒数、排気音
バイクも車も燃料と空気を霧状にしたものをエンジンの中で爆発させ、その力でピストンを上下に動かして動力に変換して走るものですが、車体を動かすためにそれに見合う力が得られるエンジンの大きさを割り出して設計されます。必要な動力を何個のエンジンで得るか、総排気量を1つ、または2つの少ない気筒(エンジン)で割ると振動や鼓動が大きくなり、3つ、4つと多くの気筒数で割るとだんだん滑らかになってきます。
エンジンで爆発した大きい音と排気を「マフラー」と呼ばれる筒の中を通過することである程度消音する仕組みになっています。ただ静かなだけではもの足りず、自分好みの音にするため、あえて標準のマフラーから違うマフラーに取り換える人もいます。バイクに乗る人は車種ごとに違う鼓動感と音、車体の大きさ、スタイル、乗り心地を総合的に検討して決めています。
大きさ、スタイル、乗り心地
カブやスクーターなど小さいものは安定性が悪くスピードが出ないため主に近所用に、山道や荒れ地を走るものは軽く、スピード重視には前傾タイプ、遠くへ行くには高速道路も使うため大きく安定性が高いものが求められます。また、ずっと同じ姿勢により疲れやすいので前傾ではなく楽な姿勢のものが選ばれます。とくにシートの硬さは重要でお尻の痛さにかかわるので大事です。
トメさん
以前遠く石川県の能登半島まで行ったときに「お尻が痛いからと長距離用に使い分ける」と黙って買ったバイク(中古の650CC2気筒)は妻から「トメさん」と名付けられてしまいました。もうこれで最後のバイクにしたら、とのこと。母方の兄弟のうち、6番目は「留」おじさん。しかし止まらずに下に二人も兄弟ができて8人兄弟に。「だからそれに倣ってあと2台乗る」と宣言し呆れられました。バイクは事後報告、あとから奥さんに叱られるのが正しい買い方だそうです。
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