LIXILリフォームショップのライファ鵠沼のヒロコです。
シルバーウィークがもうすぐですね。
私は自宅でまったり過ごそうかと思っています。
9月24日は畳の日
もともと、莚(むしろ)・茣蓙(ござ)などの薄い敷物のことを指し、使わない時は畳んで部屋の隅においたことから
動詞である「たたむ」が名詞化して「たたみ」になったのが畳の語源とのこと。
畳の規格には地域差がありますが、代表的なサイズは、江戸間(880mm×1760mm)、京間(955mm×1910mm)、
中京間(910mm×1820mm)、団地間(850mm×1700mm)などです。
平安時代には板床の一部に敷いて使われましたが、室町時代になると部屋全体に畳を敷くように。
その後、江戸時代には、特別なものとして扱われていた畳が庶民の間でも使われるようになったそうです。
畳の魅力
い草の香りには、精神を安定させるアロマ効果があります。また脱臭性もあり、
空気中に含まれる有害な二酸化窒素(NO2)などを吸着して室内を浄化してくれて、
森林浴をしているような心地よさが畳の大きな魅力です。
畳は梅雨などの湿気の多い時には、1枚の畳で500ccの水分を吸ってくれる優れもの。
逆に、部屋が乾燥してくると畳に含んでいた水分を放出し、お部屋の湿気を調節してくれます。
また断熱作用があり、冬季は室温を逃さず夏季は外の高温を遮断します。
まさに日本の風土に合わせた天然エアコン的な働きですね。
藁を使った弾力のある畳床が振動をやわらげ、防音効果も。
お手入れ
風通しをよくし雑巾がけは乾拭きで、掃除機は畳の目にそって使います。
畳の上では絨毯・カーペットなどの敷物は避けましょう。
畳は天然素材であるため、経年や使用頻度により擦り切れてしまいます。
3~5年に一度を目安に、表面のい草をひっくり返して使う「裏返し」、
6~7年ぐらい経つと新品に張り替える「表替え」をするのが一般的です。
畳って優れものなんですね。改めて見直しちゃいました。
※4月29日も「畳の日」とされています。
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