みなさんこんにちは!長く続く雨で外の仕事が捗らなくて困っている篠ヶ瀬隆(ささがせたかし)です。
しかしそんな天気やコロナ禍と言われる中でも、お陰さまでお客様から仕事をお任せ頂ける当社はありがたいと思います。
このお便りが届く頃にはきっと梅雨明けしていると思います。また、この度の九州や中国地方の大雨による被害にあわれた方、
ご関係者の方々にはお見舞い申し上げます。
住宅に関する知らない情報 排水編
先月号仕事関連のことで屋根の事を書きましたが今月は予告通り「排水」です。
水は「出て」、「流れて」当たり前なのですが年数が経つとトラブルになることが多いものです。
その中で一番多いのがトイレの詰まりです。便器そのものが詰まることもありますが、まず見るのは外の排水桝が詰まっているかどうか。
多いのが「木の根」が隙間から入り込み、中で繁殖し、経路を塞いでしまいます。最近の樹脂桝は隙間が生じない構造ですが
古いコンクリート桝は経年によりパイプとの間に隙間ができてしまい、そこから木の根が養分を求めて伸びてきます。
排水桝の近くに木がある場合は要注意です。
この排水桝で家の中から流れてくる水と合流し、下流へと流れ、最終的には道路に埋設してある公共の下水道管に接続されます。
道路に一番近い桝が大きい最終枡です。この桝を境に家側で詰まると各個人の責任で直し、この桝から道路側で詰まると
自治体の責任で直すことになっています。
通常は桝がきれいであれば定期的に洗浄をする必要はないものですが例外が1箇所あります。それは台所です。
どんなに気を付けていても洗剤と油が化合して「白いかたまり」になりやすくパイプの周りに付着し、
だんだん狭まり流れる量が少なくなり最終的に詰まってしまいます。そうするとあふれた水が流し台の足元から出てくるようになります。
こうなると市販のパイプクリーナーでは溶かすことができないためワイヤーなどで通すことが必要です。
でもたぶん手に負えないので業者を手配してください。
どちらも1年に1回排水桝の蓋を開けて点検するだけで未然に詰まりを防ぐことができますのでぜひ行ってください。
しかし、この排水桝に土がかぶっていて「ありか」がわからない場合は掘り出して目印を付けておくと
いざというときにすぐに修理できるので良いですね。
あと雨樋の詰まりの原因は、集水器にほこりと葉がたまり、泥になることです。
またここが詰まらなくても雨排水桝の中のパイプが泥で詰り、どんどん上に上がり、集水器から溢れることもあります。
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