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「リフォームの意味」をフランスの教育から考える

フランスの子供は、学校で鉛筆と消しゴムを使わないのだそうです。子どもが使う筆記具は、青・緑・赤色などのボールペン。

小学校高学年から中学生になると万年筆なんだそうです。間違いを消すことができないので、できるだけキレイに書かなければなりません。

教師も答えの正誤だけでなく美しさも要求し、たとえ答えが間違っていても回答のデザインが優れていればオマケの点数がもらえることもあるとか。

消せないペンで書かせることで思考過程を探ることができ、答え以外に書かれている部分を重要視しているのです。

今の日本のゲーム世代である子供達は間違いをリセットすることが当たり前になっていますし、学校はもちろん親でさえも結果重視で

過程を重んじているとは言いがたい状況です。大人もパソコンなどを使う上で間違いを簡単に消しています。では我々大人も同じように日々積み重なる物や

情報を残すべきでしょうか。

ぎっしり文字が書かれている手帳やメモを持ち歩いている人をよく見かけます。しかし、大人こそ多くのモノを整理して、

残されたものを活かすことをすべきでしょう。子供の頃の黒板に先生が書いた内容をそのままノートに写すだけ、

テストは答えのみ、というクセから抜け出してこそ、子供にも消さない意味を教えられるというものです。

「もったいない」は日本が誇る、日本にしかない言葉です。

しかし「もったいない」と「物を溜め込む」のとは全く意味が違います。何も消すことなく過程を探る、

その上で必要なものを見極めれば、リフォームの必要性もまた違った見方ができるのかもしれません。

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