介護が必要な方がいらっしゃる場合、家の中で一番怖いのは転倒による怪我です。
最悪の場合、骨折してそのまま寝たきりになることもあります。
そこで今回は、転倒を防ぐリフォームについてご紹介します。
□段差を無くす
居室からキッチン、ダイニングまでの導線で段差などがあるときは、その段差をなるべく避けて
通れるようにします。例えば、室内ドアをスライド式にして段差そのものをなくすことですが、
そこまで対応出来ないことも多いため、その場合は段差がスロープになるように、補助材を設置
することも可能です。
□トイレなどの改修
日頃使用する場所の改修も非常に重要です。トイレなどは可能であれば広めにして、スライド式ドア
にすることで転倒を予防することに繋がります。
また、用を足した後の立ち上がり補助に手摺を付けるのも有効です。
□住宅改修制度の利用
要介護認定を受けた方であれば、住宅改修という制度の利用が出来ます。
担当するケアマネジャーとも相談が必要ですが、認められれば負担が10分の1で済む場合があります。
(一旦全額払いが必要で後でいくらか戻る仕組みです。)
そして、この改修制度の利用が可能な業者に委託しましょう。制度をよく知る業者に任せることで、
最適な住環境にリフォームすることが出来るでしょう。但し、大規模リフォームを行う場合には、
制度の限度額を超過することも少なくないため注意が必要です。
●世田谷区のサイト:
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/880/881/886/d00014920.html
介護で一番困ることは何かを見極め、まとめて改修ができない場合は先にリフォームした方がいい
場所を1つ1つ確実に施工していくことで、よりよい住環境にしていきましょう。
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