二世帯住宅を考えている方にとって、ご両親など「高齢者への配慮」は重要な要素だと思います。
そこで、高齢者が安心・安全・快適に暮らせるためのバリアフリー対策をご紹介します。
■段差のない床、スロープの設置
若い人たちには気にならないほどの少しの段差でも、高齢者にとっては命に関わる大きな障害となります。
そのため、段差をできるだけ解消しスロープにすることで、高齢者が安全・快適に生活する手助けになります。
若い方にとっても、ケガなどした場合は段差のない床の方が断然に楽になるでしょう。
■トイレにはスムーズに、快適に
ご高齢になるにつれ、トイレに行く回数が増えていきます。
そのため、トイレを広くして車椅子でも楽に使用できるようにしたり、手すりを設置したりすることで
足腰の弱い高齢者でもご自身で排泄することができます。高齢の方のお部屋近くにトイレを設けることも重要です。
なにより、トイレぐらいは出来れば誰の手も借りずに行きたいと思っているのではないでしょうか。
■暖房機能のある浴室
暖かいお部屋から、浴室などの低い温度の空間に移動する際、急激な血圧の変化が原因で脳出血や心筋梗塞を発症
することがあります。それにより、一時的に意識を失い転倒事故につながる恐れがあります。
これを未然に防ぐために、浴室に暖房設備を設置して温度変化を極力減らすことが重要で、大変有効な対策になります。
●高齢者の方々に聞きました
Q.施設に住替えても自分でしたいと思う家事はなんですか?(※複数回答可)
2015年12月 ㈱LIXIL 調査
対象:全国55歳以上の男女 合計412名から回答
いずれは必要となるバリアフリー化、二世帯住宅のリフォームをお考えの方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
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