築年数が経つと、家のあちこちにガタがくるもの...
特に、雨風や紫外線にさらされやすい屋根や外壁は、劣化が進むにつれて、住まいへの影響も大きくなってきます。
そのサインのひとつが、天井に現れるシミです。
天井のシミは、放置すると雨漏りによる構造的な問題へと発展する可能性も。
「天井のシミ、どうにかしたいけど、どうすればいいの。」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では、天井板の張替えが必要となる理由から、張替えの種類まで詳しく解説していきます。
□天井板の張替えが必要な理由
天井板の張替えが必要となる理由は、大きく分けて3つあります。
1:雨漏りによるシミ
天井のシミで一番多い原因が、雨漏りです。
雨漏りは、屋根や外壁の劣化、コーキングの剥がれなどが原因で発生します。
雨水が天井に染み込み、シミとなって現れるのです。
2:経年劣化
天井板は、年月が経つにつれて、色褪せたり、反ったり、腐ったりしてきます。
特に、湿気の多い場所や、直射日光が当たる場所では、劣化が早まります。
3:デザイン変更
天井のデザインを変更したい場合も、天井板の張替えが必要となります。
例えば、和室を洋室にリフォームする際や、天井の色や素材を変えたい場合などです。
□天井板の種類
天井板には、さまざまな種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。
ここでは、代表的な4つの天井板の種類について解説していきます。
1:竿縁天井
竿縁天井は、細い木材を均等に並べて、その上に天井板を張る工法です。
伝統的な和室によく見られる天井で、シンプルながらも温かみのある空間を演出できます。
2:目透かし天井
目透かし天井は、天井板と天井板の間に隙間をあけて張る工法です。
隙間から光が差し込むため、明るく開放的な空間になります。
また、通気性も良いため、湿気対策にも効果があります。
3:格天井
格天井は、格子状に木材を組んで、その上に天井板を張る工法です。
格式の高い空間を演出したい場合に最適です。
4:打ち上げ天井
打ち上げ天井は、天井裏に木材を組み、その上に天井板を打ち付ける工法です。
シンプルなデザインで、現代風の空間にもよく合います。
□まとめ
この記事では、天井板の張替えが必要となる理由、天井板の種類について解説しました。
天井のシミは、雨漏りや経年劣化など、さまざまな原因が考えられます。
天井板の種類は、竿縁天井、目透かし天井、格天井、打ち上げ天井などがあり、それぞれ特徴や費用が異なります。
天井板の張替えを検討する際は、原因を特定し、適切な種類を選ぶことが大切ですね!