私が楽しみにしていた工程
この日を待っていたんです。
"この日"とは「鉄骨階段を取り付けるの日」のことです!
上棟以降ずっと、1階から3階までポッカリ貫かれて空いているこの穴に、どうやって階段が取り付けられるのかなと、ずっと気になっていました。
また、階段が出来上がれば脚立を使わずに2階、3階へ上がれるようになり、貫かれている穴がなくなるため、現場での安全性が格段に上がります。
今回取付作業をする鉄骨階段ですが、2階→3階へ上る際に使う階段です。
(1階→2階へ上がる階段は木の階段になります。別で製作されます)
まず最初に運ばれた長い部材は「ササラ桁(ササラケタ)」と言って、鉄骨で作られた階段のフレームです。階段の踏板の両脇にそれぞれ固定されます。
長い方で重さは約100キロ(!)。(鉄骨ですからね・・コレが重いんです!!)
パーツごとに分かれた階段部材を人力で運び、2階まで上げます。
次に、壁に印を付けていく作業です。
水平レベルを表示する機械を使って、ササラ桁や固定部材を取り付ける位置を正確にとっていきます。
ここが階段設置作業の中で、一番大事な作業だそうですよ。
「寸法を間違えると、当然ですけど上手く収まらないので」と大工さん。
そして、いよいよ100キロのササラ桁を取り付けます
鉄骨階段の取り付けは、重い部材を運んだり、時には高所で部材を支えながら設置もしなければいけない、という大変な作業だと思います。
集中力を保ちつつ、そして安全面には細心の注意を払いながら終始作業されていました。
職人さんの「良いモノを無事に仕上げる」という使命とも言える仕事ぶりを、身近で見させていただきました。
これからもMさま邸のレポートをアップしていきますので、よろしくお願いします。それでは次回もお楽しみに〜。