いよいよ立ち上がってきます!
前回は、基礎の床面にあたる部分のコンクリート打設の様子をレポートしましたが(前回ブログ参照)、今回は基礎の立ち上がり部分にコンクリートを打設します。
"立ち上がり"というのは、基礎の高さにあたる部分です。基礎床面コンクリート(=耐圧盤)の上に垂直に立ち上がるコンクリートの事です。
ところで、「打設」ってなんだろな?と思いませんか?
先ほどからよく出てくる"コンクリート打設"とは、生コンクリートを枠の中に流し込み、建物の基礎を作る作業の事を言うのですが、「打設」という言い回しは、昔からコンクリートを充填する際、棒で念入りに叩いたり突いたりして余分な空気や水を出していた事に由来しているそうですよ。
現在は棒で叩く事は少なく、振動を出すバイブレータなどの道具が用いられています。今回の作業でもバイブレータを使用しています。
作業前の様子。乾燥した基礎床面コンクリートの上に、立ち上がり型枠が組まれています。この部分にこれからコンクリートを流し込んでいきます!
バイブレータでコンクリートに含まれる余分な空気や水を抜いたりする作業を「締固め(しめかため)」というのですが、コンクリート打設の時には必ず行われます。
空気が抜ける事で密度が高い、より堅牢なコンクリートになるんです。また、型枠の隅々にまでコンクリートを重鎮させる事ができます
。
このままコンクリートが固まるまで待ちます(養生期間)
そして、出来上がった状態がコチラ!
これまでM様邸の工程を見てきて毎回思いますが、今回もキレイに仕上りました!
そして出来上がった基礎を眺めていたら、小さい頃おままごとをする時に地面に線を引いて、お部屋を想像しながら遊んでいた事を思い出しました。(今考えると遊びながら"間取り"を考えていたってことですね)
それでは次回もお楽しみに~。