いいもの探し【7】伝統工芸 青山スクエア(ギャラリー&ショップ)
さて、もともと工芸品好きなコジマは「そうそう、これこれ」と各地のものを確認作業。一方、ケイコにとっては新鮮だったようで「わ、何これ凄い!こけしカワイイ~!」写真撮りまくりの様子です。
この品々ですが、「伝統的」な「工芸品」という言葉どおりの意味合いだけではなく、ここでは経済産業大臣が「伝統的工芸品」という指定をした(産地や技法など基準を満たした)製品を展示販売しています。
大臣の指定って...使うのも勿体ないような高級品ばかり?というわけではありません。伝統の技を応用した気軽なアイテムもたくさんありましたよ。
干支の置物やこけし、シーズンに合わせた箸置きなど、可愛らしいうえになかなかお手頃な感じ。
堅苦しくもなく、かなりとっつきやすいです。
陶器、漆器、木工、石工、金属、竹細工、ガラス、染織、和紙、...いろいろ眺めているとウキウキしてきます。
入り口付近の一角に「匠コーナー」。熟練の技を目の当たりにできますが、この日は「村上木彫堆朱」。塗り物大好きなコジマもあまり見たことのない独特な雰囲気のものでした。思わず仕上げ作業に釘付けです。
「コジマ家の塗り箸、齧ってから、竹箸で代用したままだったわ...」とかなんとか言い訳しつつ物色し始め、職人さんにいろいろ聞きながら、古くからの意匠であるという彫り柄を選びました。お正月に新調しようかしら。楽しみです!
ちなみにケイコ、「手鏡ステキ...」と何度も眺めてはため息をついていましたよ。茶筒や箱など、細やかな彫刻と色合いが本当にとても魅力的です。
コジマはもともと陶器や漆器が好きで、実家住まいの頃から考えもなくいろいろ買い集めたりしていましたが、こんな人種はそうそういませんよね...。
むしろケイコのように「親が買っていたもの(なんとも思っていなかったけど)、良さがわかってきたかも」という方のほうが多いのではないでしょうか。
そんな方は手始めに日常遣いの道具に少しだけ、職人技の光るものを取り入れてみることをお勧めします。きっと毎日のルーティンもちょっと上向きな気分になりますよ。
いわゆる専門店では「買わなかったら申し訳ないし...」と気になっても遠巻きに眺めるだけだったという方にも、ここだと気兼ねなく質問したり比較したりできますし、徐々に好みを絞り込めるのでよさそうです。
ここでは取り扱い方法や修理についても相談に乗ってくださるそう。馴染みのない方も安心ですね。
【お店情報】
伝統工芸 青山スクエア
〒107-0052 東京都港区赤坂8-1-22 1F
公式ホームページ
〈おまけ〉いろいろ気になったもの
艶やかな漆器
南部鉄器もカラフルに
冬の箸置きですね
アマビエもご自宅に