壁紙を剥がすのは、DIY初心者にとってハードルが高い作業の一つですよね。
下地を傷つけたり、裏紙を剥がしてしまったりと、失敗談をよく耳にするのではないでしょうか。
ここでは、壁紙剥がしでありがちな失敗とその原因、そして綺麗に剥がすための具体的な方法を、経験豊富なDIYerの視点から解説していきます。
失敗を恐れずに、自信を持って壁紙剥がしに挑戦できるよう、わかりやすく丁寧に説明しますので、最後まで読んでみてください。

◇壁紙剥がしで失敗する原因とは？

 壁紙を剥がす際に起こりやすい失敗は、大きく分けて2つあります。

1: 下地を傷つけてしまう

2: 裏紙を剥がしてしまう

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1: 下地を傷つけてしまう

壁紙を剥がす際に、下地を傷つけてしまう原因として、以下の3つが考えられます。

・壁紙が古くて乾燥している
古い壁紙は、乾燥によって硬化し、剥がす際に下地と一緒に剥がれてしまうことがあります。
特に、長年貼られていた壁紙や、日当たりの良い場所に貼られていた壁紙は注意が必要です。

・剥がす際に力任せに剥がしてしまう
壁紙を剥がす際は、力任せに剥がそうとすると、下地を傷つけてしまう可能性があります。
特に、角や端の部分は、剥がれにくいので注意が必要です。

・適切な道具を使用していない
壁紙を剥がすための適切な道具を使用しないと、下地を傷つけてしまうことがあります。
例えば、カッターナイフやヘラなど、鋭利な刃物を使用する際は、下地を傷つけないように注意が必要です。

2: 裏紙を剥がしてしまう

壁紙の裏紙を剥がしてしまう原因として、以下の2つが考えられます。

・糊の強度が強い
壁紙の糊の強度が強い場合、壁紙を剥がす際に裏紙も一緒に剥がれてしまうことがあります。
特に、最近の壁紙は、糊の強度が強いものが多いため、注意が必要です。

・剥がす際に適切な方法を使用していない
壁紙を剥がす際には、適切な方法を使用しないと、裏紙を剥がしてしまうことがあります。
例えば、壁紙を水で濡らしてから剥がす方法や、熱を加えて剥がす方法など、壁紙の種類や糊の強度に合わせて適切な方法を選択することが重要です。

◇失敗を防ぐ！壁紙剥がし方

 壁紙を綺麗に剥がすためには、以下の手順を参考に、適切な道具と方法を用いることが重要です。

1: 準備

・作業前に、部屋の電気やガスを止め、換気を十分に行いましょう。
・養生テープで床や家具を保護しましょう。
・作業中は、ゴム手袋やマスクを着用しましょう。
・壁紙を剥がすための道具を準備しましょう。
必要な道具は、壁紙の種類や状態によって異なりますが、基本的には以下のものが揃っていれば大丈夫です。
・カッターナイフ
・ヘラ
・バケツ
・スポンジ
・軍手

2: 壁紙を水で濡らす

壁紙を水で濡らすことで、糊を柔らかくし、剥がれやすくします。
バケツに水を入れ、スポンジで壁紙全体を濡らしましょう。
壁紙の種類によっては、水に濡らすと変色したり、破れる可能性がありますので、事前に目立たない場所で試してから行いましょう。

3: 壁紙を剥がす

壁紙が十分に濡れたら、ヘラを使って壁紙を剥がしていきます。
ヘラを壁紙と下地の間に差し込み、ゆっくりと剥がしていきましょう。
剥がれない場合は、カッターナイフで壁紙を数カ所切ってから剥がすと良いでしょう。

4: 裏紙を剥がす

壁紙を剥がした後、裏紙が残っている場合は、ヘラを使って剥がします。
裏紙が剥がれない場合は、水で濡らしてから再度試してみましょう。

5: 後処理

壁紙を剥がした後、下地に残った糊や壁紙のカスを綺麗に掃除しましょう。
糊が残っている場合は、水で濡らしたスポンジで丁寧に拭き取ります。
壁紙のカスは、掃除機や濡れ雑巾で綺麗に拭き取ります。

◇まとめ

 壁紙を剥がす作業は、下地を傷つけたり、裏紙を剥がしてしまったりと、思わぬ失敗が起こりやすいものです。
しかし、適切な道具と方法を用いれば、綺麗に剥がすことができます。
この記事で紹介した方法を参考に、安全に作業を行い、DIYを楽しんでください♪