東京都 2018年10月20日
60代のご夫婦の主寝室のバリアフリーリフォームをご検討中ということで相談がありました。ご夫妻は、今後の高齢化社会が進む中、人生の集大成として晩年を過ごす部屋を可能な限り自宅でご夫婦がお互い助け合いながら、息子夫婦に負担をかけずに出来るだけ長く、安心安全に過ごせるような部屋が作れないものかとお考えでした。 そこで、その部屋自体で大体生活出来きる自然素材を使った上質のインテリア空間を提案。子供や孫たちが来てもくつろげるリビングのような空間を提案してリフォームに至りました。
リフォーム部位 | 寝室・トイレ・ミニキッチン |
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費用(税込) | 300〜500万円 |
建物種別 | 戸建て |
担当者コメント
LIXILリフォームショップライファ立川 一級建築士 蓑田常弘
人生の集大成ともいえる老後を可能な限り自宅で過ごしたいという思いは誰にでもあると思います。子供の独立後に不要となった部屋をいくつかまとめ、その部屋で簡単な調理が出来、トイレと洗面機能もあり、ご夫婦がゆったり過ごせるような広さもあり、子どもや孫たちも迎え入れることが出来る。そして落ち着いたインテリアとなるように自然素材を使い、遊び心もある一つの家を凝縮したような小宇宙、そのような空間で老夫婦が助け合い病院には行かなくても医者が往診してくれて病室に近い環境が整っている空間を計画しました。 床は将来的に車椅子対応も想定し丈夫で木の自然な風合いも感じられる硬質塩ビを選択。防汚性にも優れた掃除しやすい素材です。ミニキッチンはオールステンレスでインテリア性もある遊びごごろのあるものを選択。トイレも防汚性、耐汚性のあるタイプを選択。 介護施設や病院の特別料金の個室で“洗面、ミニキッチン、リビング、寝室を全て兼ねた一続きのバリアフリー空間で”安心安全と“インテリア性”を、兼ね備えました。本格的バリアフリー機能をそなえたトイレを新設しました。(車いす使用や介護までを想定) 両脇にカウンターとミニキッチンをしつらえた収納部分は、上部をシンボリックにデザインした。ベッドの脇には、収納と棚をを造作し、天然木の色ムラにより暖かく感じられる雰囲気に仕上げました。 介護施設や病院の特別料金の個室のイメージで“洗面、トイレ、ミニキッチン、リビング、寝室を全て兼ねている一続きのバリアフリー空間に仕上げました。安心安全とインテリア性を兼ね備えました。小さな3部屋をつなげたので主寝室としては広めの空間です。 トイレはLIXIL社の最新のサティスを採用して節水節電に配慮。また、電気スイッチを細かく分電、庭側に大きな窓を取り付け、外の緑を取り入れ遮光カーテンでぐっすり眠れるようにしました。