築25年、老朽化した家をフルリフォーム
東京都 S様邸 2011年11月 1日
中古の一戸建てを購入されて新生活をスタートさせたS様ご一家。暮らし始めましたが古い間取りではどうしてもお客様のライフスタイルと噛み合わず、念願の全面 改修を行なう事に決めました。現在外階段を使って2階玄関に上がるプランですが、中階段を新設して1階から3階までつなげます。家族の個室や趣味のバイクガレージを確保しながら、家族が自然と集うような広くて心地よいリビングダイニングを計画します。
| 築年数 | 築25年 |
|---|---|
| 費用（税込） | 1000万円〜 |
| 建物種別 | 戸建て |
| 家族構成 | ご夫妻・お子様2人 |
ビフォー・アフター
その他、リフォーム空間
外観
2面の外壁を杉板南京下見板貼にしたことにより、全くイメージが変わりました。杉板南京下見板貼は雨の切れがいいこと、杉板の収縮が表に見えないこと、外観に陰影にできて変化のある仕上がりになるのがメリットです。
担当者コメント
LIXILリフォームショップライファ立川 一級建築士 蓑田 常弘
今回の仕事は、お客様であられるご夫妻に全面的にお任せ仕ますという事でご依頼いただきました。 外観的には見るからに工場併用住宅でしたが、内階段の増築部と他の一面、計2面の外壁を杉板南京下見板貼にしたことにより、全くイメージの変わった3階建て専用住宅に変身しました。 2～3階の階段を違う場所に移動することにより、広いLDKを実現。2階の水廻り以外は可能な限り広げた1室のLDKをとり、無駄な廊下をなくし、子ども室を3階に移しました。 ワンルームではあるがキッチン、ダイニング、リビング、客間が機能的に分離し、かつ一体の空間として繋がりを持たせるための工夫をしました。また、3階に3室入れたため、屋根裏ロフトや収納を可能な限り設置し、部屋の中に小屋裏の斜め部分を取り入れる等、平面的・立体的に四角ではない間取りも空間に陰影をつけてくれました。結果、全く無駄のない空間利用をしました。すべての工程でお任せいただき、完成間際に内覧していただいた時に奥様が感動の余り、職人と私の前にて大声で泣かれた事は大きな感銘を受けました。