LIXILリフォームショップ坂東工業 古河店

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足元が冷える3つの理由

こんにちは 店長の田口です。

ところで、みなさんのお家は足元まであったかいですか?

足元が「スゥースゥー」する、キッチンに立っていると足が「ジンジン」する、暖房を止めると「あっという間に」室温が下がってしまう、お風呂に入るとき服を脱ぐと「震えあがってしまう」ので脱衣場と浴室を暖房で温めている。こんなことはありませんか?ではなぜ冷たいのでしょうか。

足元が冷える理由(その1)

室内の空気は、屋外の冷気で冷やされた窓や壁に触れると温度が下がります。「冷たく重く」なった空気は床面まで降りてきます。窓、壁で冷やされた空気が次から次へと床面へ供給されるため、「冷たく重い空気」の上に乗っている暖房で温められた「暖かく軽い空気」は床面まで降りてこられません。一方、エアコン、ファンヒーター、ストーブ、ホットカーペットなどで温められて「軽くなった空気」は上昇します。下降しようとする「冷たく重い空気」と上昇しようとする「暖かく軽い空気」の二つの動きにより室内を上下に回転する「空気の流れ」=「風」が起こります。「冷たい風」が起こることにより足元が「スゥースゥー」することになります。暖かい空気冷たい空気画像.jpg

足元が冷える理由(その2)

大多数の既存住宅では室内への意図しない空気の流入を止めるための「気密性」がされていません。そのため床下や壁の中、天井裏などで材料を組み合わせた部分や、壁と天井/壁と床などのように面が変わる部分のいたるところに隙間があります。コンセントやスイッチの取付部分、エアコンの配管を通している部分、ダウンライト廻りもスカスカです。

このような住宅の室内でだんぼうを使って空気を温めると温まった空気は上昇し天井付近の隙間から天井裏へ逃げて行きます。上昇して逃げてしまった暖かい空気の退席を埋めるために床下の冷たい空気が床下の隙間から室内に侵入してきます。これが隙間風の原因です。

(その1)の窓で冷やされた冷気で起こる風に乗ってどんどん足元に広がります。暖房で室内を温めれば温めるほど冷たい空気が足元から吸い込まれて来るという皮肉なことになります。

足元が冷える理由(その3)

理由(その2)でご説明した通り床下の冷たい空気が室内に吸い込まれると、床下から室内に移動した空気の分の体積を補うために基礎の換気口から屋外の冷たい空気が基礎の中に侵入してきます。

この冷たい空気が繰り返し基礎の中に侵入を続け移動することにより床面をどんどん冷やしていきます。ここでも室内で暖房をすればするほど床が冷えていくという何とも悲しい現象が起こります。

少し話は変わりますが、室内の熱はどこから外へ逃げていくのでしょうか?

熱とは温度の高い方から温度の低いほうへ移動して行きます。ですから冬と夏とでは状況が変わりますが、話をわかりやすくするために今回は室内が暖かく屋外が寒い冬の場合でお話します。

暖房流出割合画像.jpg

上の図のように室内の熱は窓などの開口部58%、外壁15%、床7%、屋根5%、換気15%の割合で逃げていきます。

そこで、室内の暖気の役6割が逃げている窓の性能を高めることによって理由(その1)の原因を減らすことができます。

今ある窓の内側に樹脂製の枠をペアガラスを備えた内窓を設置するのが一番コストパフォーマンスが良い方法です。

 インプラス暖かい空気を逃がさない画像.jpg         

次に理由(その2)と理由(その3)への対策についてです。この現象をとめるためには最低でも壁の中の気流を止め室内に冷気が吸い込まれることを止める必要があります。

壁の「床から30cmくらい」と「天井から30cmくらい」の石膏ボードを切り取り壁の内部に「袋に入れた断熱材」などの気流止めを設置する工事がもっとも簡便な方法です。

壁のクロス張替の時などに同時にすることをお勧めします。

                                                    

最近少しづつ増えてきた気密断熱性能の高い住宅では壁掛けのエアコンだけで足元まで暖かくなります。さらに一部の工務店や設計事務所で研究や実践が進んできた高性能な気密断熱住宅では35坪くらいの建物であれば14畳用のエアコン1台だけでトイレや洗面脱衣室、廊下、玄関ホールも含め足元から温度ムラがほとんどなく1階も2階も家全体を暖かくできます。

しかも1999年(平成11年)以前の基準で建てられた住宅で、リビングや寝室を人がいるときだけ暖房する「局所間欠暖房」よりも暖房費は掛かりません。

前出の寒さを軽減する二つの方法(樹脂製の内窓を設置する、壁の中に気流止めをする)だけでは高性能な気密断熱住宅のように「エアコン1台で全室暖かい家」までは程遠いですが、それでも部屋を暖めるために「燃やした灯油や電気」=「お金」を気前よく家の外に捨てているような状態よりも燃費を少しでも向上させて暖房効率の良い家にする第一歩にはなります。

みなさんがお住まいの建物の状況、ご家族の成長などのライフステージ、工事にかけることができるご予算によってさまざまなご提案をいたします。

※費用を抑え、必要な部屋だけ断熱する「部分断熱工事」

※日常生活のほとんどを過ごす「1Fだけ全面断熱改修工事」

※高性能断熱新築と同等の「建物まるごと断熱性能向上リノベーション」

※コストパフォーマンスが最も良い「新築 高性能断熱機密住宅」

お問合せいただければ写真や動画などで分かりやすくご説明いたします。

ぜひご相談ください。

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