今回の現場は、トイレのリフォーム工事のH様邸のご紹介です。
H様邸のリフォーム前のトイレは、システムバスのように天井や壁、建具等がパッケージになった『システムトイレ』でした。
このシステムトイレ、サイズがかなり小型で9090サイズ(約畳半畳サイズ)でした。さらにトイレだけでなくシャワーも利用可能な製品だったようです。現在は同様の製品は発売されていないかと思いますが、シャワー併用という事で壁も床もFRP製、とても冷たい印象でした。また、トイレ自体も旧型で、洗浄機能もありませんでした。
そこで、このシステムトイレを解体し、空いたスペースに新しく通常のトイレを作りたい、というのがH様のご希望でした。
工事自体は特に難しい内容ではないのですが、施工してとても苦労したのは作業スペースの狭さでした。
前述の通り、トイレ自体の広さが半畳、そのトイレの前にある洗面所が半畳と、工事をするスペース全体で1畳ほどの広さです。脱衣場前に廊下スペースが少々ありましたが、現場としての広さが1畳少々ほどの広さの場所で
① 解体工事
② 造作工事
③ 電気工事
④ 設備工事
⑤ 内装工事
と、ボリュームとしてはフルの設備リフォーム工事となりました。
狭いスペースでの工事ですので、通常より長めの工期となりましたが、職人さんの頑張りと御施主様の協力により、無事、完工いたしました。
トイレはLIXILのサティスSですが、この製品の決定には理由がありました。
トイレが半畳であり、しかも内開きのドアが設置予定であった為、業界最小のサティスS以外は設置不可だったのです。もちろんタンクレスですので、限られたスペースにコンパクトに収まっています。
また、トイレの前には小さな洗面所があり、こちらの洗面化粧台もLIXILで最もコンパクトな製品を採用いたしました。
コンパクトではありますが、トイレ機能も洗面機能も本格派の製品です。
資材不足の影響もあり工期が長くかかってしまいましたが、最終的にはお施主様に喜んでいただけまして大変喜ばしく思いました。
狭い、古い、形状が特殊等々、通常と違うリフォームも精一杯の対応でお答えいたします!!!
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