とちぎリフォームです。
先日ご紹介させていただいた施工事例。
施工とは関係がなく、施工事例のなかであまり触れられなかったので
少しだけこぼれ話をご紹介させてください。
とことんシンプルにこだわり「物を置かない」ということにご留意されているとおっしゃっていたご夫婦。
施工事例の写真を見てお分かりかと思いますが、カレンダーさえかかっていません。
奥様がカントリー調がお好きで、トールペイントなどをされているとのこと。
そのトールペイントで作られた、カレンダー枠が以前はありました。
枠だけ毎年使い、中のカレンダーだけ新調されるそうです。
何年もそうして飾っていたところ、壁紙の色が他と違ってしまったとのことで
リフォーム後は極力なにも飾らなくなったとのことでした。
ところが私たちが伺った日、玄関に絵が2枚、飾ってありました。
「今日の為に」と笑う奥様。
左側の絵は、34年前に新婚旅行で行ったパリ・モンマルトルの丘で
画家の卵さんに書いてもらったものだとか。
今でこそヨーロッパは比較的身近な新婚旅行先になりましたが、当時は珍しかったと思います。
時代は冷戦真っただ中。現ロシア・当時はソビエト領を飛べず、アンカレッジ経由でのロングフライトだったそうです。
お二人でニコニコと話をされる様子は、まるで新婚旅行当時のようだったのではないかと思ったほど。
A4ほどの小さなこの絵を、34年も大切にされていたことにご夫婦の人となりが現れていると感じました。
右側の絵は、お友達の絵手紙の先生が書いた作品を複写してもらったもので
最近の卒業ソングの定番となっているあの曲が
温かい色合いの絵と、非常の味のある可愛らしい文字で綴ってありました。
「夢」という文字の一部ににっこりと笑った顔が描かれています。
互いを見つめあってほほ笑むその絵が、まるで施主様ご夫婦のようだなぁ、と思ったのでした。
ちりばめられた大小たくさんの花々が、こちらのご家族のように暖かく素敵な絵でした。
一見無機質になりがちな白い玄関ホールでもなぜがあたたかい。
明るく、優しご家族のなせる業だと思った楽しい訪問でした。