大和郡山にはイオンモールでのショッピングや、「DMG MORI やまと郡山城ホール」でしまじろうコンサートが行われることが多いためよく訪れる地ではあります。近くにはあじさいで有名な矢田寺もあるので、年間を通じて訪れる機会は多いですね。私は休みのたびに車を走らせていろいろな地方に行くのですが、大概は寺などの目的地がメインで、その地域の町並みや観光を一緒に巡ったりなどはしません。

娘がまだ歩き回ったりが難しいというのもあるのですが、娘が生まれる前からひと所をじっくり散策、というのはしていませんでしたね。この寺見たら車乗って次の寺、その次この神社、みたくパッパッと巡るのが好きです。

人生は有限ですので、たくさんのものを見たいか？数は少なくとも歴史的背景やディティール、それらをとりまく町や人の暮らし・空気感を感じたいか？人それぞれですね。

私自身、一つのものをいろいろな角度からじっくり見て、その建物なり遺跡が当時、または現在にいたりその地域にどのような役割をなしていたのか、興味が無いわけではないんですよ。いかんせんケツカッチンなもので。



今回、はじめて大和郡山市役所周辺を少しだけですが散策してみて、いろいろな歴史が背景にありそうだなと感じました。２時間程度の散策でしたが、そういうのがひしひしと伝わってくるのは、メインで見に行った３件が上手に展示や建造物保存を行っていたからかもしれません。

下記以外にもチラ見はしたのですが、
・奈良県大和郡山市の藍染め体験施設、箱本館｢紺屋｣
・旧遊郭の登録有形文化財、町家物語館
・郡山八幡神社
が、メインで訪れた場所になります。



箱本館｢紺屋｣は、染め物にまつわる展示や体験を主に行っている場所になり、ひなまつり期間を抜きにしても、満足感の高い常設展示内容のようです。藍染に使用する道具や陶器などが常設展示されているようで、金魚の町としても有名な大和郡山ならではの金魚モチーフの花器や壺などがありました。





旧遊郭の町家物語館、ここは建物の作り方が圧巻でした。三階建ての遊郭造り。建物の開口部が１～３階まで面格子で覆われており、夜間などはとても趣があるだろうなと感じました。







そして最後に、町家物語館を出て思いつくままに駐車場方面を歩いていて眼の前に飛び込んできたのが、郡山八幡神社でした。この郡山八幡神社、今は撤去されてますが、金魚の電話ボックスがあったケーコーヒー (Kcoffee)さんの向かいだったんですね。素通りしていました。

この神社、なんとなく楽しい。
きれいな手入れのされた神社ですが、ところどころ楽しい。なんかズレてる感？といったら失礼ですが、意味や由来がしっかりあるのでしょうが、初見で飛び込んだ私たちにはなんか違和感を感じる佇まい。

・グローブがたくさん祀られている。
・干支の張り子がでかい。
・ストラックアウト的なものが無造作に端に置かれている。
・唐突に投げ輪がある。
・アンパンマンがいる。

違和感があるんですが、なんだかいい雰囲気だったんですよ。





この犬の張り子のある部屋。その奥に同じくらい大きな干支の張り子が無造作に積まれていました。大和郡山。面白い街です。郡山城周辺もまだ歩いたことがないので、まだまだ掘り出し物がありそうな街でした。 一覧へ戻る