段差をつけて3枚引き込み戸を開けるとLDKとして活用
出来るだけ天井高さを確保する為、下屋根部分は勾配天井にし、ツシ部分の床板を取り梁を見せて開放感をUP。もちろん床下と勾配天井部には断熱材を施工してあります。段差部分で3枚引き込み戸を設けて、戸を開けると6帖の和室と一体となり、大きなLDK空間を実現。梁は黒色に、床材や窓枠建具色はペール色で重すぎない配色に。
キッチンから勝手口土間までの空間は現代風に
キッチン背面側には、腰壁と袖壁を設け冷蔵庫や米びつ等を見せないようにしました。勝手口から入ってきた際も対面キッチンなのかと思わせる空間に仕上がりました。腰部分には、タイルと羽目板を貼り現代風な空間を実現。勝手口空間があるとは思えない雰囲気になりました。
LIXIL最上位グレードのキッチン
キッチン・家電収納・食器棚はLIXILでも最上位グレードのリシェルを採用していただき、高級感と上品さを醸し出しています。当初は勾配天井部分があるので、トールキャビネットが入らないと想定していましたが、収納が少ないので当初の場所から位置を変更してトールキャビネットを採用していただきました。窓が最も熱の侵入が大きく、熱が逃げやすい部材なので、元々の大きさより小さくし、アルミ樹脂複合サッシ、ガラスはLOW-E複層断熱ガラスを設置し、勾配天井部外壁部床下部に断熱材施工をして断熱効果をUP。夏は涼しく、冬は暖かい快適空間を実感してもらえるようにしました。
担当者コメント
LIXILリフォームショップホームウェルフジサワ リフォーム部設計 奥村弘
お客様の知人である古民家を再生した現場を見せていただき、完成イメージを共有することが出来ました。図面では分かりにくい面もイメージパースや写真で検討していただき予想通りの仕上がりになったとおもいます。お客様も寛大な明るい方でしたので、スムーズな打ち合わせと現場進捗ができたと思います。