東京都 Iクリニック 2020年5月14日
都心テナントビルにて開業のメンタルクリニックの内装設計施工案件です。
既設の心療内科の復職支援施設を、より利用しやすい環境とするべく計画されました。
患者の自主的な活動を受け入れる場として、コワーキングスペースのような空間をつくること、その様子をスタッフが見守るため、フロアー内の見通しを良くすることが求められました。
実際に参考となる施設を見学しながら協議を重ね、クライアントからのご提案でLIXILのラシッサ/デコマドを採用することになりました。求められる意匠と機能の両方を満たし、かつ、扱いやすい住宅用建材からのご採用です。
アイアンブラック色のデコマドがフロアーの中心を貫き、その両側に各室が展開するプランは、フィックスガラスや共通の床材によってひとつながりの空間となっています。ただし単調とならないように、各室の仕上げはそれぞれの「場所」に相応しい色あいのクロスで貼り分け、空間に視覚的な領域や重心の変化を付け加えています。
工期 | 20日間 |
---|---|
費用(税込) | 500〜1000万円 |
建物種別 | マンション |
担当者コメント
LIXILリフォームショップモノリス秀建 設計部 高橋輝
いわゆるクリニックとしての清潔感のある真っ白な内装とは異なる医療施設に、住まいのデザインアイテムが取り込まれた事例としてご紹介させていただきました。