異業種から転職してきたということもあり、リフォームという形のない提案に苦労していました。そこで３Dを使った分かりやすい提案で受注獲得につなげたいと考えました。
また間取りやレイアウトの変更が伴う案件で打ち合わせをスムーズに進めたいと思いLIXILリフォームアクセルの活用をスタートしました。

初回訪問で簡単な間取りを作成しイメージを共有、事務所に戻って提案プランを作成、２回目以降の提案で完成イメージを３Dで見ていただき修正があればその場で対応しています。
３Dパースで空間を見せながらお客様とお話することで様々な要望が出て希望が膨らんできます。
初めは和室と応接室を洋室に変更するリフォームが、１階全体の間取り変更へと拡大、さらには水回り商品のリフォーム案件へと広がったケースもありました。

もともとは１００万円程度の間取り変更案件が、１０００万円超の大型改装案件に広がりました。
お客様からは「分かりやすい」と喜んでもらえています。リフォーム後のイメージが伝わりやすいので、打ち合わせがスムーズに進み、工事範囲の拡大、受注単価のUPにつながっています。

現場調査の際に、お客様に「この会社に依頼をしたい」という、安心感や信頼感を与えたいと思っていました。加えて、漏れなく寸法を測るということも課題でした。
そこでLポケットの「現場調査シート」を使い、お客様に敢えて見せるようにして現調シートを活用してみました。

LIXILのアプリを使っている事を見てもらい、メーカーとの強い関係をアピールし、取り組み始めた「インプラス（窓）」「リシェント（玄関ドア）」で活用しました。目の前で操作することで信頼感や安心感を与えることができると実感しています。

また今話題になっている補助金についても、お客様からの問い合わせや、こちらからの提案もしたいけど、補助額やどういったものかが分からないというのが課題でした。苦手意識がある補助金でも、Lポケットの「補助金積算シート」で簡単に提案できるようになりました。すぐに補助額をご提示することでお客様への信頼感に繋がっています。

LIXILメンバーズコンテストのリフォーム部門で大賞を受賞してからお客様から声をかけていただくことが増えました。この賞は業界で見ている方が多いです。
自分たちのこだわりがしっかり伝わるブランディングを徹底していまして、LIXILのコンテストに応募することが目的でした。

入ってみると、思った以上に使えるツールがありますね。
社長の僕よりも社員がツールをチェックしていて、『このツールは今度のイベントに使えそうだ』とか、配布物やグッズなど、いろいろ提案してくれています。

セミナーも気になっています。思っていた以上に社員たちが興味を持っていて、いつも告知を見ています。他の工務店さまの事例紹介も見て『ここに一度視察に行きたい』といった話もしています。
コンテストへの参加をきっかけに社員も刺激されて、社内改革のきっかけになっています。

弊社では、社員がまだ4～5人だった創業当初、もともと属人化をできるだけ避けて、安定した経営体質を目指していこうという取り組みをしていたので、DX化や業務の平準化にはわりと早い段階から着手していました。

素人が入ってもすぐに営業できるような平準化の仕組みづくりに力を入れるために、デジタルツールをうまく取り入れることが大切で、情報共有するのに非常に便利でした。もちろん導入当初は社内からの抵抗は結構ありましたが、導入から一年経った頃には『もうこれがないと仕事できない！』という声が多く聞かれました。

スーパースキルを持った人材を、お金を出して何とかして雇いたいという発想はもともとありませんでした。それよりも、社内のシステム化によって社員が働きやすく、問題があればシステムを進化させながら、良い仕事の進め方がどんどん蓄積されていくようなものを目指しています。素人でも間違いを起こしにくい、いち早く戦力になるよれるような仕組みを構築し、それを武器にして、市場で戦っていきたいと思っています。

かゆいところに手が届く充実したツールによって自分たちだけではできなかったきめ細やかなアプローチができるようになりました。たとえば帳票なども各段階でそろっているので、多く利用させてもらっています。

例えば現場では自社PRのための”メッシュターポリン（現場シート、建築幕、足場幕）”なども活用しています。 ツールが多数ありますので全部を使いこなそうというのではありません。 そこは、会社の特色や社風も大事にしながら、ブランドを確立していきたいと思っています。 自社に合っていると思うツールは、これからもどんどん使っていきます。

またお打ち合わせの際には、間取りなどの提案の前に、お借入れがあればどれくらいのボリューム感がベストなのか、そこから検討していかなければいけません。 ボリュームが大きくなれば自分たちもうれしいのですが、それがゴールではなく、素晴らしい未来のために家を建てるわけですから、 そこにお金をかけすぎて苦しくなるような形には絶対になってほしくありません。資金計画はとても重要ですので、住宅ローンのメニューもあることで、 とても安心感を持っていただけます。

以前から自社の情報紙を制作して近隣地域に配布していました。ですが毎回新しいネタを記事にするのはなかなか骨が折れ、毎月が隔月になり、ついには休止状態に陥ってしまっていたのです。そこで目をつけたのがLIXILリフォームネットのWEBツールの情報誌でした。

使い始めた当初、載せるネタがなかったときには、そのまま配布したこともあります。夏にLIXILのスタイルシェードの記事が載っているのを配ったときなどは、実際に商品の注文がありました。やはり、継続は力なりとはよく言ったもので。

最初の3年くらいはちゃんと読んでくれているのかどうかもわからなくて、反響が感じられなかったのですが、3年を超えたくらいから『いつも読んでいます』といった声も聞かれるようになりました。なかには、バックナンバーをストックしてくれているお客様もいます。役に立つ情報がいろいろ書いてあるからと喜んでいただけるのもうれしいですね。LIXILの雛形がなかったら、とてもここまで続けられていなかったと思います。